来週19日より東京で開催が予定されております、北欧の学び・教育Lilla Turen(リラ・トゥーレン)様ご主催の連続ワークショップ、第2回目のご案内です。
スウェーデンの教育について考えるワークショップの第2回目を、6月16日(土)に開催いたします。
第2回目はストックホルム郊外にあるトゥンバ高校で教鞭を執っていらっしゃるアールベリエル松井久子先生に、
スウェーデンのインクルーシブ教育についてご紹介していただきます。
東京近郊にお住まいの方やスウェーデンの教育についてご興味がおありの方など、ぜひご参加ください!
第2回は6月16日 13:30より東京のコクヨ株式会社 品川スタジオにて行われます。
参加申し込みは下記リンクよりお願いいたします。
https://peatix.com/event/380166
少子高齢化や不況を乗り越え、急成長を遂げる北欧の高福祉国家・スウェーデン。ワークライフバランスを保ちながら経済成長、多文化共生、持続可能性を同時に実現する国の教育とは?
書籍『みんなの教育-スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』(ミツイパブリッシング,2018年)の各章と連動したワークショップです。学校と実社会、戸外と室内を分けない、社会経済的な背景・性別・人種・宗教などで子どもたちを分けない、ライフステージによって分けない・・・。
スウェーデンの「分けない教育」をヒントに、日本の教育システムを新たな角度から見直してみませんか?
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【スウェーデンの”分けない”教育~not Divide but Share~ 開催予定】
第2回:6/16(土) アールベリエル松井久子氏/インクルーシブ教育 →今回の募集
第3回:9/30(日) 鈴木賢志氏/主権者・民主主義教育
第4回:11/3(土) 澤野由紀子氏/リカレント教育・生涯学習
第5回:11/17(土) 西浦和樹氏/アウトドア教育
第6回:12月 共創型ワークショップ
※ご興味あるテーマの単回参加でもお楽しみいただけます。
※第3回以降の開催については、決定次第、FacebookおよびPeatix上でご案内します。
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第2回:学校は社会のミニチュア
~現場教師の目からみた、個を尊重しながら連帯感を育むスウェーデン社会が目指すもの~
「一人ひとり違う人間を尊重し、かつ連帯感を育てる」というコンセンサスが浸透しているスウェーデン社会。目指すのは「同等の価値がある教育(likvärdig utbildning)」です。
スウェーデンにおけるインクルーシブ教育は、日本でいう「障害の有無で教育を分けない」という意味に限りません。スウェーデンの学校では「みんな違う」のが当たり前。幼少期、小学校低学年から、一人ひとり違うということを学びます。協調性も大切ですが、自由に自分の意見を表明し、お互いを尊重し、そして助けあうように教育されます。
また、学校は市民を養成する場であり、社会のミニチュア。日常の生活の中で問題意識をもつことが小さい頃からトレーニングされ、問題を話し合う機会が学校でも与えられ、話し合って行動すれば小さな変化があるという実感を持つ経験を積み重ねています。学校教育全般を通して、民主主義の考え方を体得し、実践していく場なのです。
今回は、第3章「スウェーデンの学校とインクルーシブ教育」を執筆されたアールベリエル松井久子氏をお招きし、日本とスウェーデン両方の教育現場を知る現役教師ならではの視点から、スウェーデンが目指すインクルーシブ教育について紹介いただきます。
日本においても、2020年の学習指導要項改訂で「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が大きく取り上げられています。企業では、複雑で変化の激しい社会で新たな価値を創造し続けるために、互いの異なる背景を尊重しつつ、一人ひとりが多様な経験と得意分野の能力を伸ばしていくことが求められています。
教育現場のみならず、子育てや会社組織に至るまで、これから必要な力を育む方法として示唆に富むスウェーデンのインクルーシブ教育を紐解いてみませんか。
【こんな方におすすめです】
・北欧の教育方法・システムに興味・関心のある方
・子どもの教育・支援を行う立場にある方
・個を尊重しながら連帯感を育むという、新たな視点に立った人材育成をお考えの方
【会費】3,000円
※第1回(5/19開催)に申込みされた方は、リピーター割引2,700円となります。
※チケット購入後のキャンセルは承っておりませんので、ご注意ください。なお、他の方へお譲りいただくことは可能です。
※学生の方々を対象に、運営をお手伝いいただく代わりに参加費を無料とさせていただくボランティア枠を設けております。詳細はお問い合わせください。
【注意事項】
当日は会場入り口に13:15(遅刻厳禁)でお願い致します。
会場の都合上、この時間を逃すと中に入ることができませんので、ご注意ください。
主催:北欧の教育・学びLilla Turen
企画:新谷舞子, Universal Research Laboratory, Nordic Inspirations
後援:スウェーデン大使館, ミツイパブリッシング
協力:スウェーデン社会研究所, スウェーデン交流センター, 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科「ヒューマンシステムデザイン研究室(前野研究室)」
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【イベントスケジュール】
第一部:話題提供(スウェーデン・トゥンバ高校教諭 アールベリエル松井久子氏)
スウェーデンが目指すインクルーシブ教育の特徴
~スウェーデンの高校生へのインタビューやスウェーデン式授業のデモンストレーションも交えて~
第二部:「一つの問い」を軸にしたミニワーク・質疑応答
*内容は、予告なく変更になる可能性があります。
*途中、スウェーデンの家庭や職場で大事にされているコーヒーブレイクFika(フィーカ)の時間をはさむ予定です。
*事前に書籍をお読みいただいてからご参加いただくと、より深まる内容となっております。
▼『みんなの教育-スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』購入はこちらから
https://mitsui-publishing.com/product/minna
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【登壇者プロフィール】
アールベリエル松井久子 氏
スウェーデン・トゥンバ高校教諭。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修了、学術修士。瀧野川女子学園高校教諭を経て1994年より在スウェーデン。ストックホルム教育大学等で教員養成の再教育を受け、ストックホルム日本人補習学校講師、ストックホルム大学非常勤講師等を歴任。
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【主催】
北欧の教育・学びLilla Turen (リラ・トゥーレン)
「創造性」「起業家精神」「民主主義」といったキーワードを軸に、北欧の教育・学びにまつわる情報をWEB・ワークショップを通してゆるやかに発信中。
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