「一般財団法人スウェーデン交流センター(英語名:Swedish Center Foundation=SCF)」は、1983年3月、日本とスウェーデンの経済的・文化的交流を積極的に進め、両国の友好親善を図るとともに、我が国・特に北海道の産業・文化の発展に寄与することを目的として設立されました。
1978年に帰任された在瑞日本大使館の都倉栄二元大使が、トーモクグループが進めていた住宅開発予定地(現スウェーデンヒルズ)を視察して、この地が両国間の懸案であった「スウェーデン村」構想の実現に最適であると考えました。翌1979年、「第1回スウェーデン・北海道産業文化提携会議」のため来道されたアルネ・カランス国立投資銀行総裁が、この地を訪れ、日本におけるスウェーデン村には理想的な場所であると推奨し、スウェーデン村の建設が決まりました。
また、その中心地に、日本とスウェーデンの交流の拠点として「スウェーデン交流センター」を両国の共同事業として設立することになり、この財団が誕生いたしました。
その後1986年8月、スウェーデン村の中心に、「スウェーデン交流センター」が開館いたしました。交流センターは「センターホール」「ガラス工芸工房」「木材工芸工房」の3つの建物からなり、工芸工房ではインストラクターをスウェーデンから招き、研修生の育成、技術の披露及び作品の紹介をして参りました。
センターホールにおいては展示会、講演会、セミナー、文献・資料の公開などスウェーデンの産業や文化を紹介すると共に、工芸工房で制作された作品やスウェーデンの民芸品で有名なダーラヘストをはじめとする雑貨の展示販売も行っております。
スウェーデンの生活文化に直接触れていただく活動として、夏至祭やルシア祭、ザリガニパーティ、スールストロミング試食会等を開催し、また、吹きガラスの制作体験や星形ランプ制作体験などの講習会も実施しております。
1987年には交流センターの仲介により、地元当別町とスウェーデン・レクサンド市との姉妹都市提携が実現するなど、スウェーデンとの経済・文化交流に多彩な活動を展開しております。